「アメリカンカスタムスタイルのスクーター」として1996年8月に発売されたのが、「ジョーカー」だった。アメリカンというと、プルバックされたハンドルを掴み、ティアドロップ(涙のしずく)状の燃料タンクをはさんで、低めのシートにどっかり座り込む、というのが、おおよその雰囲気だが、ジョーカーは、幅広でプルバックされたハンドルを備え、シートからボディ後端までがティアドロップ形状という要素で、スクーターながらアメリカン、という独特のモデルポジションを得ることに成功していた。アメリカンらしさは、ディッシュホイール(お皿=ディッシュのような形状のホイール)を備え、各部にクロームメッキパーツが奢られていたことなどにもあった。なお、初登場時(1996年8月)は、単に「ジョーカー」という名称だったが、同じ年の10月に、89ccエンジンを搭載したジョーカー(90)が登場。これを機に、ジョーカーは、ジョーカー(50)と呼ばれるようになった。バイクブロスでは、カッコを略して、ジョーカー50とした。
ボディカバーが給排気系をフルカバーしており、ひじょうにメンテナンス性が良くない。
テール回りの保安部品も引っかかりやすい。
ステップがクランクケースに被っていて、ベルト交換などはやたらとやりにくい。
タイプグレード名 | JOKER 50 |
モデルチェンジ区分 | 新登場 |
型式 | A-AF42 |
発売年 | 1996 |
発売月 | 8 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1885 |
全幅 (mm) | 935 |
全高 (mm) | 1060 |
ホイールベース (mm) | 1200 |
最低地上高(mm) | 110 |
シート高 (mm) | 695 |
乾燥重量 (kg) | 84 |
車両重量 (kg) | 89 |
最小回転半径(m) | 2.1 |
乗車定員(名) | 1 |
燃料消費率(1)(km/L) | 49.0 |
測定基準(1) | 30km/h走行時 |
原動機型式 | AF20E |
原動機種類 | 2ストローク |
気筒数 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 49 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 39 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 41.4 |
圧縮比(:1) | 6.9 |
最高出力(PS) | 4.9 |
最高出力回転数(rpm) | 5750 |
最大トルク(kgf・m) | 0.62 |
最大トルク回転数(rpm) | 5500 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料供給装置形式 | PB2G |
燃料タンク容量 (L) | 5.8 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 284.2 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YT4L-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1.40 |
クラッチ形式 | 乾式・多板 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速 |
1次減速比 | 3.000 |
2次減速比 | 0.830 |
フレーム型式 | アンダーボーン |
キャスター角 | 28°00' |
トレール量 (mm) | 81 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | ボトムリンクフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 100/90-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 56 |
タイヤ(前)速度記号 | J |
タイヤ(後) | 100/90-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 |
タイヤ(後)速度記号 | J |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 |
ヘッドライト定格(Hi) | 35W/36.5W |
テールライト定格(制動/尾灯) | 10W/5W |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
ジョーカー(AF42)の評価
Tag: HONDA AF42 JOKER ホンダ ジョーカー 取扱説明書 取説
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