リード・シリーズが、スポーツスクーター路線から、「ビッグサイズ&ゆとりの走り」へと指向を変えた1988年4月20日に登場したのが、リード90だった(50ccモデルより5日早かった)。80年代後半、スクーターのシート下トランクをヘルメット収納スペースとして用いる「メットイン」が、メリットとしてとらえられ始めており、88年発売のリード90(50)も、フルフェイスヘルメットも収められるとされていた(トランク容量28L)。エンジンは排気量89ccの空冷2スト単気筒。最高出力は8.4psで、フロントサスにはアンチダイブ機構を装備。小回りの利く前後10インチホイールで、通勤用途に適したスクーターだった。電気式燃料計も備えていた。登場後はカラー変更を繰り返し、1998年には、後継モデルとしてリード100が登場した。リード(50)のモデルチェンジとともに、リード80SSが発展するかたちで新登場。エンジンもリード80用をベースに開発されたものだった。
サイドモールのピース数が多く、メンテナンス性が悪い。
フルカバードボディカバーは、吸気系メンテナンス性が最悪。
タイプグレード名 | LEAD 90 |
モデルチェンジ区分 | 新登場 |
型式 | HF05 |
発売年 | 1988 |
発売月 | 4 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1755 |
全幅 (mm) | 715 |
全高 (mm) | 1060 |
ホイールベース (mm) | 1235 |
最低地上高(mm) | 110 |
シート高 (mm) | 735 |
乾燥重量 (kg) | 78 |
車両重量 (kg) | 85 |
最小回転半径(m) | 1.9 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 54.1 |
測定基準(1) | 50km/h走行時 |
原動機型式 | HF05E |
原動機種類 | 2ストローク |
気筒数 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 89 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) | 48 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 49.6 |
圧縮比(:1) | 6.3 |
最高出力(PS) | 8.4 |
最高出力回転数(rpm) | 6500 |
最大トルク(kgf・m) | 1 |
最大トルク回転数(rpm) | 4000 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料供給装置形式 | PB11 |
燃料タンク容量 (L) | 7.2 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 389.5 |
エンジン始動方式 | セルフ・キック 併用式 |
点火装置 | C.D.I.式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | BPR6HSA |
点火プラグ必要本数・合計 | 1 |
搭載バッテリー・型式 | YT4L-BS |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 1.20 |
クラッチ形式 | 乾式・多板・遠心 |
変速機形式 | Vベルト式・無段変速 |
変速機・操作方式 | 自動変速 |
フレーム型式 | アンダーボーン |
キャスター角 | 28°00′ |
トレール量 (mm) | 80 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 機械式リーディングトレーリング |
懸架方式(前) | ボトムリンクフォーク |
懸架方式(後) | ユニットスイング式 |
タイヤ(前) | 100/90-10 |
タイヤ(前)構造名 | バイアス |
タイヤ(前)荷重指数 | 56 |
タイヤ(前)速度記号 | J |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 100/90-10 |
タイヤ(後)構造名 | バイアス |
タイヤ(後)荷重指数 | 56 |
タイヤ(後)速度記号 | J |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 2.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 2.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 1.50 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.25 |
ヘッドライト定格(Hi) | 18W/18W |
スピードメーター表示形式 | アナログ |
メーター表示:燃料計 | 有 |
車両装備:ヘルメット収納 | 有 |
車両装備:シート下収納(シート下トランク) | 有 |
リード90(HF05)の評価
Tag: HONDA HF05 LEAD90 ホンダ リード90 取扱説明書 取説
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